IT企業の契約書チェックは大企業のものほど慎重に

私も苦手だった契約書

契約書を面倒に感じ、苦手とする方は多いでしょう。

私も学生時代、アルバイトの雇用契約書に名前と印鑑を押すだけ、たったそれだけが面倒でずいぶん提出を遅らせた記憶があります。

時が流れ、私は契約書の仕事をやるようになりましたが、
学生時代の感覚を覚えているので、
契約書を読まずにサインしてしまう人の面倒な気持ちがわかります。

契約書を読み飛ばして、サインする部分あたりしか見ない個人事業主も多いことを知っています。

しかし、契約書はよく読んでおいた方がいいですよ。

私は講師業もしてますが、最近はコンプライアンスを意識してか、
あらかじめなんでもかんでも規定を盛り込んでおく風潮になってます。
長年継続している契約でも、最近のものを確認していなかったら確認してください。
昔と比べて格段と細かくなっているはずです。

契約書はよく読まないと、相手に都合の良い条件を快諾することになるのです。

大企業が相手の契約書ほど気を付けるべきです

中小企業間の契約書はそこまで一方的に不利なものはありません。
(だから契約書を読まなくていいということにはなりませんが)

むしろ大企業が相手の契約書ほど気を付けるべきだと感じます。
「大企業だとしっかりしているし、問題ないだろう」と思われるかもしれませんが、
大企業ほど、法務担当がしっかり検討して自社に有利な契約書にしてくる傾向があります。
「名の知れた会社だから大丈夫」と思わず、ぜひ不利な項目が入ってないか確認してくださいね。

 

坂本倫朗行政書士事務所では契約書のチェックや添削も行います。
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この記事の執筆者

行政書士 坂本倫朗(さかもと・みちろう)

坂本倫朗行政書士事務所 代表。東京都を拠点に、産業廃棄物収集運搬業許可・建設業許可・解体工事業登録・電気工事業者登録・一般貨物自動車運送事業など、各種許認可申請の支援を行っています。

また、補助金・融資支援を軸にした定額制サービス「Legal Base One」を運営し、IT・Web業界の中小企業や個人事業主に対し、契約書作成・利用規約作成・資金繰り改善・補助金支援など、財務と法務の両面から継続サポートを提供しています。

さらに、生成AIの活用支援を行う「生成AIアドバイザー」として、AI導入・プロンプト設計・AI契約条項の作成など、企業のAI活用を法務面からサポートしています。

行政書士登録番号:第17081604号
所属:東京都行政書士会
Webサイト:https://sakamoto316.tokyo/

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