産業廃棄物収集運搬業許可に必要な講習会とは?行政書士が解説
産業廃棄物収集運搬業許可を取得するには、
「講習会の修了証」が必須です。
この講習会は、単に知識を得るためだけでなく、
法令に定められた要件として受講と試験合格が必要です。
本記事では、講習会の概要、受講方法、費用、スケジュール感、
そして実務上の注意点まで行政書士の視点で解説します。
産業廃棄物収集運搬業許可の講習会とは?
産業廃棄物収集運搬業許可を申請するためには、
公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)
が実施する講習会を受講し、修了試験に合格する必要があります。
これは法律上の必須要件です。
誰が受講しなければならないのか?
受講対象者は次のとおりです。
【個人事業主の場合】
・事業主本人
【法人の場合】
・代表取締役
・政令使用人
※政令使用人とは、営業所で実質的に業務を統括する責任者のことです。
東京都の場合、個人事業主で「政令使用人が受講する」という形は認められていません。
個人の場合は原則として本人が受講する必要があります。
申請前に、誰が受講すべきかを必ず確認してください。
講習会は全国共通で有効
講習会は全国で開催されていますが、
修了証は全国共通で有効です。
たとえば、
東京都と埼玉県の両方で許可を取得する場合でも、
それぞれの都県で講習を受ける必要はありません。
1回の受講で修了証がとれれば、全国の申請に使用できます。
講習会のスケジュール感
毎年3月〜4月頃に新年度のスケジュールが発表されます。
しかし、
人気日程は2月〜3月の時点でほぼ埋まることが多いです。
つまり、
「計画的に」
「速やかに」
「一番最初に申し込む」
これが非常に重要です。
講習会が取れなければ、許可申請も進みません。
受講方法(教室受講とオンライン受講)
【教室受講】
・原則2日間(新規)
・会場で講義
・最終日に試験
【オンライン受講】
・動画で講義を受講
・試験のみ現地で受験
どちらも修了試験に合格すれば修了証が発行されます。
講習会費用(2026年2月時点)
2026年2月時点の新規(ア.産廃の収集・運搬課程)は以下のとおりです。
・オンライン講習(新規):25,300円
・教室講習:約29,700円
※最新情報は必ずJWセンター公式サイトをご確認ください。
不合格の場合はどうなる?
不合格の場合は追試が受けられます。
ただし、別途費用が必要です。
また、規定回数不合格になった場合は、
再度講習を受講し直す必要があります。
行政書士が教える講習会対策のコツ
講習会は「受ければ終わり」ではありません。
修了試験に合格してはじめて修了証が発行されます。
そのため、試験対策は非常に重要です。
以下が実務上おすすめしている対策方法です。
- 重要と言われた箇所は必ずマークする
講義中に「ここは大事です」「試験に出ます」と言われた部分は、
必ずテキストにマークを入れましょう。
講師が強調した部分は出題率が高い傾向があります。
- マークした箇所に付箋をつける
重要部分には付箋を貼り、
すぐに開ける状態にしておきます。
直前の見直しで効率よく復習できます。
- 何度も繰り返し読む
マークした箇所は最低でも3回以上読み返します。
繰り返すことで記憶が定着します。
- 意味がわからない部分は必ず調べる
専門用語や制度の趣旨が理解できないままにしないことが重要です。
インターネットで調べる
などして曖昧さをなくしておきましょう。
講習会の試験は極端に難しいものではありませんが、
油断して対策をしないと不合格になることもあります。
不合格の場合は追試費用が発生し、
規定回数不合格になると再受講が必要になります。
確実に一度で合格するためにも、
ポイントを押さえた対策を行いましょう。
当事務所のサポートについて
当事務所では、
講習会対策としてChatGPT形式の練習問題を提供しています。
許可申請と同時にお申し込みいただいた方には、
講習試験対策としてご案内可能です。
まとめ
産業廃棄物収集運搬業許可に必要な講習会は、
・法律上必須
・全国共通で有効
・早期予約が必須
・不合格時は追試あり(別途費用)
という重要なステップです。
許可取得をスムーズに進めるためにも、
計画的に講習会を受講しましょう。
【当事務所のサポート内容】

当事務所では単なる許可申請サポートだけでなく、許可取得後の業務に役立つよう、以下のサポートを行います。
・実務に使える運用マニュアルの提供
・各種変更届への迅速な対応
・日々の運用に関する継続的なご相談対応
許可を「形だけ」にせず、事業の土台として機能させる。
それが当事務所の方針です。
産業廃棄物収集運搬業許可の新規取得はもちろん、
現在の運用に不安がある方も、まずは一度ご相談ください。

