契約書について、どちらが先に押印するのかについては、特に決まりはありません。

紙の契約書について、契約締結を早くできる順番はあります。
次の方法だと比較的スムースです。

  1. 見本をメール等送って相手方に確認してもらう
  2. 相手方から、内容についてOKをもらう
  3. 契約書を作成した者が先に捺印して、相手方に郵送する
  4. 相手方が捺印して1通だけ送り返す

この流れがスムースになるように、返信用封筒に自社の住所を書き、切手を貼って同封しておきましょう。

金銭の授受があるとき

ただし、金銭の授受があるときには、金銭を受け取る側が先に捺印したほうがよいです。
まだ相手が金銭を受け取ってないのに、先に捺印するのはおかしいですよね。

その場合は郵送でなく当事者が金銭を授受するときに顔を合わせて捺印したほうがいいです。

電子契約だと早く締結できます

freeeサインクラウドサインなどの電子契約書だと、押印や郵送の手間がかからず即日で契約を締結することが可能です。

クラウドサインだと月5通までは無料で使えます(2022年8月現在)。

印紙代も不要です。

スピードを重視するなら電子契約をお勧めします。

はじめての契約書作成でお困りの方に

契約書作成のルールは独特ですよね。

入門書と書かれている本も難しい。
使われている言葉に慣れるまでに時間がかかるのです。

「じっくり勉強している暇はない、でも契約書作成のポイントを素早くつかみたい」
という人のために、テキストを作成しました。

以下の記事で紹介しています。
契約書の書き方だけでなく、
契約を結ぶまでのやりとりの仕方やお作法についても書いています。

契約書の超初心者向けテキスト「すらすら読めて一生使える 契約書のルールとマナー」

全部で、23511文字。

このテキストを書くのには時間がかかりました。
過去7年間の契約書作成で経験したことを落とし込んでいます。

このテキストを書いたのは、やりとりの仕方やお作法についてまで書いてある本がなかったからです。
よろしければご活用ください。

また、「契約書作成を依頼したい」、「自分で作った契約書をみてもらいたい」という、ご相談がありましたら、
当事務所のサービス「IT契約書作成のミカタ」までご相談下さい。