契約書に押される印の種類まとめ

契約書にはさまざまなハンコが必要です。
それらをまとめてみました。

捺印

手書きで署名して、そこに印鑑をおすことを捺印(なついん)といいます。あわせて、署名捺印とよくいわれます。捺印と言われたら、手書きで署名することも意味します。

押印

すでに印字してある名前(記名といいます)のところに印鑑をおすことを押印と言います。

割印

契約書を2通以上作る場合、どちらも正本であることを章酢するために、書類にまたがって押すのが割印(わりいん)です。
すべての契約者が割り印を押します。

契印

契約書に複数のページがあるとき、それらがバラバラにされないように、ページにまたがるように押すのが契印(けいいん)です。割り印と言われることもありますが、正しくは契印です。

製本テープで止めた場合は、製本テープと契約書の裏表紙をまたぐようにして押せば、各ページ間に押す必要はありません。

捨印

これは極力使用しないようにしてほしいですが、

契約書を修正するときに、何度も訂正印を押さなくていいようにするために、訂正を許可する意味で契約書の欄外にハンコを押しておくものです。

訂正印

これもお勧めしませんが、訂正したときに、訂正したことを証するためにすべての契約者の印鑑を押します。
こちらにも書きました。
【参考記事】

契約書を訂正するときに気を付けることを行政書士が解説
契約書を訂正するときに気を付けることと契約書をもし間違えてしまったら、どうしますか?訂正して、契約を訂正する権限のある者(つまり契約書の押印、捺印をする立場の人。2者間の契約名なら2者)が訂正印を押します。(1)訂正箇所の文をこうやって消し...

間違ったら、作り直しましょう。

消印

収入印紙を貼ったときに、使用済みであることを証するために、契約書と印紙にまたがる位置に印鑑を押します。

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この記事の執筆者

IT業界出身の行政書士。補助金・融資相談、許認可申請、契約書整備を通じて、中小企業の行政制度活用と財務安定を支援しています。財務・法務で200件超の実績があり、著書も多数。表現と対話を大切に、経営者の自由時間と学びの余白を守ることを軸に活動中です。

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