利用規約を作成するときに参考にするべき本、書籍、資料

利用規約作成についての出版物は、あらかた読み漁りました。
読み漁ったと言っても、ほとんどが法律雑誌についてです。
書籍だと、そんなに数は出ていません。

利用規約作成のための書籍

書籍として利用規約のみをメインに取り扱っているのは、

良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方
これだけですね。利用規約の掲載方法についてNG/OKがわかります。一読の価値があります。

もうひとつ

ネットビジネスで必ずモメる法律問題
こちらは利用規約のみを取り扱った本ではないですが、
ネットビジネスをやる上では読んでおいたほうがいい本です。

あとは部分的に利用規約について記載のある本はあることはありますが、
ちょっとだけしか書いてなくてしかも難解過ぎるものや、時代的に古くて使えないテンプレートを記載しているものだったりするので紹介はやめておきます。

ウェブ利用規約についての書籍を出しにくいのは、
ウェブ利用規約というものが法律の寄せ集めでできており、
新しいサービスが出たり、解釈が変わったりということが、これからもどんどん起こると予想されるからでしょう。
(実際によく変わっています。4,5年前の作り方では無効になる可能性が高いです。)

利用規約作成後の管理について

手前味噌ですが、当事務所より発行した自著をご紹介します。
利用規約を作成した後も、法改正やサービスの改定は続きます。
メンテナンスが必要となるのです。
そのメンテナンスについて書いた書籍です。
この本は、ウェブサービスに利用規約を掲載した後に読んでも、「時すでに遅し」的な内容も含まれますので、利用規約を掲載する前にご一読いただくと、一番役に立つと思われます。

利用規約作成のための書類

書籍ではないですが、ウェブでは重要な参考書類として、
「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」
というPDFが経済産業省より出されています。

2018年7月27日に改定版がだされています。
ネットのスピードは展開が早いので、1,2年に一度のペースで変わっていきそうです。

このPDFは、とても大事です。

法律の面から言うと、「インターネットに関する仕事をするなら、この資料を知らなくては済まされない」というぐらいの重要な書類です。

このPDFは準則となってますが、経産省と法務省が連携し、さらに有識者を加えて検討した結果のもので、今後この準則を基準に法整備が進む可能性が高いと予想されます。

PDFの中で、利用規約に関しては「どのようにウェブサイトを作成すると有効になるのか」といったガイドラインの記載があります。
規約を作るときは、ぜひ参考にされてください。

利用規約は使用されているウェブの技術も理解しつつ、ウェブ全体をチェックしないと書けないものです。
利用規約の作成が難しければ、弊事務所にご相談ください

\経営の悩み、まるごと相談できます/
「補助金や融資、何から手をつければいい?」「許認可ってどうやって取るの?」
「契約書、ちゃんとした形にしたいけど不安…」
坂本倫朗行政書士事務所では、
補助金・融資申請、産廃・建設業・解体業・古物商などの許認可取得、
契約書作成・チェックなど、経営に関わるあらゆるご相談を受け付けています。

▶ 無料相談を申し込む

※無料相談は、ご依頼を前提とした方向けのサービスです。
相談のみをご希望の場合は、お受けできません。あらかじめご了承ください。

この記事の執筆者

IT業界出身の行政書士。補助金・融資相談、許認可申請、契約書整備を通じて、中小企業の行政制度活用と財務安定を支援しています。財務・法務で200件超の実績があり、著書も多数。表現と対話を大切に、経営者の自由時間と学びの余白を守ることを軸に活動中です。

坂本倫朗をフォローする
ウェブ利用規約

コメント