契約書が必要になったときに、テンプレートを探してダウンロードして、
それをもとに部分修正として契約書とする方が多いです。

専門としている立場からすると、「よくそのような危険なことをするなあ」と思います。

「契約書テンプレートをもとに微調整」は危険

私もエンジニアを14年経験しているので、「契約書を作る時間がないほど忙しい」という気持ちは分かります。
しかし、契約書のテンプレートを探すのであれば、書籍で、解説が入っているものの方がお勧めです。

一番危険なのは、テンプレートと言うものは、どちらか一方に極端に有利な契約書がまぎれているということです。
よく読まないと、ご自身に不利な契約書を作成して、とても不利な条件に自分をさらすことになりかねません。
そうでなくても、高圧的で感じの悪い契約書を出してしまうことになるかもしれません。

 

その点、書籍だと、体系的に何に注意をすればいいのか、そのポイントが書いてあります。
ネットの寄せ集めの知識では、チェックの体制がないので危険だと思うのですがどうでしょうか。
書籍でテンプレートがダウンロードもしくはCDから取得できるものは以下のものがあります。

契約書の読み方・つくり方 IT版


これ1冊でわかる 契約書の読み方・つくり方 IT版 CD-ROM付

ITに特化したものです。ウェブディレクターにはこれをお勧めします。
今の時代なら使わないかな?というものも含まれています。
若干古い感じがしますが、IT系のテンプレートは幅広くお使っています。
お勧めします。

業種別ビジネス契約書作成マニュアル―実践的ノウハウと契約締結のポイント


業種別ビジネス契約書作成マニュアル―実践的ノウハウと契約締結のポイント サンプル書式ダウンロード特典付―

いろんな種類の契約に対応しています。このページを埋めるくらいあるので、紹介しきれません。
リンク先からご覧ください。

IT系だとソフトウェア開発委託契約/ソフトウェアライセンス契約/メンテナンス
契約/ウェブサービス利用規約/プライバシーポリシーといった内容が盛り込まれています。