「業務委託の作業開始は1日からなのに、契約締結が月の半ばまで遅れてしまった」ということは、現実にたくさん起こります。 たとえば、契約書に記された契約日が2月1日の場合です。 「2月1日に仕事を始めたけれど、契約書は間に合わず、2月15日にサインをした」 このように 2月1日を既に過ぎてから、過去の2月1日付けの契約書にサインすることを「バックデイト」といいます。 バックデイトは、するべきではありません。 契約書に嘘の内容が入ることは、契約書の信憑性を下げてしまいます。

既に仕事をしているときの契約書の書き方

一番よい方法は、契約書を修正して、締結する日か、その先(未来)の日付に書き直します。 そして、「本契約は、平成○年2月1日まで遡って適用される」と記載することです。

はじめての契約書作成でお困りの方に

契約書作成のルールは独特ですよね。 入門書と書かれている本も難しい。 使われている言葉に慣れるまでに時間がかかるのです。 「じっくり勉強している暇はない、でも契約書作成のポイントを素早くつかみたい」 という人のために、テキストを作成しました。 以下の記事で紹介しています。 契約書の書き方だけでなく、 契約を結ぶまでのやりとりの仕方やお作法についても書いています。
契約書の超初心者向けテキスト「すらすら読めて一生使える 契約書のルールとマナー」
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